雪組『はばたけ黄金の翼よ』

 

衝撃的な作品でした。 

約34年ぶりの再演ということで多少の古臭さがあるんだろうなと思っていたんだけど、その想像を遥か飛び越える作品で割と冒頭から舞台上で行われてることについていけなかった。。。
幕が閉じた後、消化出来なかったし、この後も昇華できるんだろうかと考え込んでしまう、そんなthe 宝塚!!!!な作品だなという印象を抱きました。
(感想がにわかの戸惑いといつもの組子に対する思いと、といういつも以上にとっちらかった感じになってます。。)

 

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雪組『壬生義士伝』①

 

悲恋。人が死ぬ。フランスと幕末を行ったり来たり。と大劇場公演の演目に関して揶揄されることが多い雪組ですが、壬生義士伝の演目が決まった時、わっほい、しました。
悲恋だし、人が死ぬし、幕末だけれどもそれを差し置いて『壬生義士伝』が大好き過ぎる身としては大好きな『壬生義士伝』が大好きな『雪組』で上演されることに溢れ出る心の興奮が抑えられず情報解禁の日はワタワタした心持でヅカオタの友人とLINEをしてたのを覚えています。
壬生義士伝』が大好き、というのは原作もドラマも映画も嗜み、今まで触れてきた創作物の中で一番泣いたんじゃなかろうか、という程泣きまくり、ドラマに至っては観終わった次の日には親にねだり京都の壬生寺に連れてってもらいました。(当時西日本在住だったのでハードルは極めて低い)
粉雪舞い散る八木邸で新選組の刀傷を見た時に、実在の出来事だったんだと頭の悪い感想を抱いたのを良く覚えています。

演出の先生に対して不安を抱いてるファンの声もチラホラ目に入っていたのですが、いや、壬生義士伝やで。あの名作に若干変な手が加わろうが、名作の良さは失われん筈や、と壬生義士伝に対する圧倒的信頼と雪組大好きな精神で観劇の日までわっくわくでした。

実際に観終わった感想としては、あの名作が、、何故。。と名作『壬生義士伝』を活かしきれてなさすぎて戸惑いの心持でいっぱいです。
一つ前提として宣言しておきたいのは雪組子は最高でした。
それだけは本当に間違いがなくて、それ故に何故、あの名作を。。と思わざるを得ません。。
駄作だとは全然思ってないし良作だと思うのですが、壬生義士伝のポテンシャルはこんなもんやない、、もっと超名作に出来たやろという気持ちでいっぱいです。

という訳で原作ファンの立場から雪組の『壬生義士伝』について、こうして欲しかった、、という感想というかお気持ち表明になります。
観劇して、いや、最高傑作じゃん、どこにケチつけるの???という方はPlease Turn backで。。あとメチャクチャ作品の内容&演出(映画版の内容についても)にも触れていますので、未見の方もお気を付けください。
ちなみにドラマ見ましたといっても10年以上前の話なので、記憶も大分あやふやで間違ってる所も多々あると思います。。そして観劇も1回だけなので記憶違いがあったらすみません。。(保険)

 

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雪組【20世紀号に乗って】

 

いやぁー
もうメッチャ楽しい公演でした!!
大劇場公演が基本的に人が死ぬ話なのでしんどさが積もり積もっていたところにハッピーブロードウェイ・ミュージカルってことで組子達もはっちゃけてるし、楽しんでるのが感じられたので観てるこっちも本当に楽しい楽しい観劇でした。
著作権の関係で円盤化しないことが唯一の不満ですが、それでもこんなにもハッピーなものを観れたのは凄く幸せだな、と思いましたし、組子達に合ってるというかこの演目は今の雪組にしか出来ない!!!とまで思えたので上演されてメッチャハッピーでした。

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